くらし情報『硬直しがちな地域政治が生まれ変わる予感! 2024年は地方創生が花開く!?』

硬直しがちな地域政治が生まれ変わる予感! 2024年は地方創生が花開く!?

ananで連載中の堀潤&五月女ケイ子「社会のじかん」の特別編。少子高齢化が進む日本。人手不足や地方の過疎化など日本社会が抱える問題にも次第に変化の兆しが…。2024年は、変わりゆく未来の起点となるような年に!?

政治と経済はローカルに注目。「お金と人材が地方に集まる!」

硬直しがちな地域政治が生まれ変わる予感! 2024年は地方創生が花開く!?


政治に関しては、しばらく混乱が続くかもしれません。2024年は自民党総裁選がありますが、岸田さんが続投する可能性は薄いでしょう。

中央政府があまり盤石ではないなか、実は最近、地方の政治が元気で新しい風が吹いています。例えば広島県安芸高田(あきたかた)市長の石丸伸二さんは、元銀行員。
37歳で市長になり、古い体質の議会と積極的に議論し、市政の改革を行おうとしています。会見の場で、老舗メディアの中国新聞が旧体制の議会に近いと記者に抗議したり、SNSを駆使し、透明性のある市議会を目指して人気を博しています。

’23年の地方選挙では定員割れする自治体が多くありました。今後もそういう地域は増えていくと思います。一見ネガティブな現象ですが、例えば長野県岡谷市議会では、4月の選挙で定員割れになり、元演劇誌編集長だった候補者が無投票で市議会議員になりました。

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