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9月9日(土) より東京・国立映画アーカイブで開催される映画祭『第45回ぴあフィルムフェスティバル2023』のコンペティション部門『PFFアワード 2023』の最終審査員が発表された。映画祭のメインプログラムである『PFFアワード』は、1977年にスタートした世界最大の自主映画のコンペティション。これまでに黒沢清、塚本晋也、佐藤信介、李相日、荻上直子など、180名を超えるプロの映画監督を送り出してきた。今年は557本の応募から入選を果たした22作品が、映画祭でグランプリ他各賞を競う。その賞を決定する今年の最終審査員は、PFFと縁の深い映画監督の石井裕也をはじめ、石川慶(映画監督)、岸田奈美(作家)、國實瑞惠(プロデューサー)、五月女ケイ子(イラストレーター)といった各ジャンルの第一線で活躍するクリエイター5名が務める。賞は数時間にわたる討議の末に決定し、9月22日(金) の表彰式で最終審査員により、グランプリ(1作品)、準グランプリ(1作品)、審査員特別賞(3作品)が発表される予定だ。<イベント情報>『第45回ぴあフィルムフェスティバル2023』9月9日(土)~23日(土) 東京・国立映画アーカイブ10月14日(土)~22日(日) 京都文化博物館※月曜休館公式サイト:
2023年08月22日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、憧れていたアスリートの話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「今でもスカッとしたいときには、アルベールビル五輪での伊藤みどりさんの演技を見るんです。フィギュアスケートが好きで、浅田真央ちゃんのファンでもありますが、伊藤さんのトリプルアクセルの高さは別格で、見返すたびに記憶の中のジャンプより高く跳んでいるので驚きます」そう語るのは、イラストレーターの五月女ケイ子さん(48)。伊藤の演技に魅せられた’90年代は、故郷の山口県から横浜市に引っ越した時期だった。「山口の実家は田舎の中の田舎のような場所。田んぼに囲まれていて、市街地では受信できる民放の電波も実家には届かず、見られるテレビ番組はNHKと限られた民放のものだけでした。『笑っていいとも!』(’82~’14年・フジテレビ系)は夕方からの放送だったし、見ることができない月9のトレンディドラマは、新聞のラテ欄に書かれているあらすじを見ながら内容を想像していました。だから、東京に近い横浜に引っ越すことが決まったときは“都会暮らしができる!”という期待感でいっぱいに。私にとってはメモリアルな出来事でした」横浜での新生活をスタートさせ、無事に高校受験を終えた後、原宿の竹下通りに遊びに行ったという。「テレビで見ていた憧れの街。路面にものすごい数のジーパンを陳列している店があって、“せっかく来たのだから”と思って、2000円ほどの安いジーパンを買いました。原宿に行くこと自体が特別なことだったから、それだけでうれしくて」進学した高校は、厳しい校則も制服もない自由な校風だった。「中学までは靴ひもを通す穴が4つ以上ないとダメだったり、スカートの長さにもうるさかったりしたのですが、高校では縛られるものがなくてのびのび」故郷では見ることができなかったトレンディドラマも楽しめた。「『東京ラブストーリー』(’91年・フジテレビ系)などの月9ドラマを見ては“大人になったら、こんな恋愛ができるんだ” “都会では部屋の中に自転車が置いてあるんだ”と想像を膨らませていました」高校3年生で受験勉強をしながら、よく聴いていたのは槇原敬之の曲だった。「『どんなときも。』(’91年)がはやっていたのですが、都会にも慣れて“みんなにはやっているものに飛びつきたくない”と、ちょっとトンガリ始めていたころ。でも、友達からファーストアルバムはすごくいいよと聞いて、『君が笑うとき君の胸が痛まないように』(’90年)のテープをダビングしてもらいました。1曲目の『ANSWER』は失恋の歌。自由な学校生活を思いっきり謳歌した後、久しぶりに一人になったときに自分を見つめ直したくなる曲でした。受験の孤独に浸り、かつ、楽しめたのは槇原さんの音楽のおかげです」■想像の上を行く伊藤みどりのジャンプ大学受験で芸術学科を選んだのは、もともと表現することが好きだったから。高校時代はダンス部に所属していたほど。表現を楽しむうえで夢中になったのがフィギュアスケートだった。「ロス五輪のころから家族でスポーツ番組を見る機会が増え、フィギュアスケートのNHK杯も欠かさず見るように。伊藤みどりさんが10代のときからファンでした」その魅力はやはりジャンプ。「当時、伊藤さんのライバルだった旧東ドイツのカタリナ・ビットは、ジャンプはそれほどでもないけれど、スタイルがよく芸術面がすぐれていて、大会でも優勝していました。反対に、伊藤さんは芸術点が低く、技術点で勝負するスタイル。でも、当時の採点方法では、芸術点がすぐれているほうが上位にいく感じだったんです」そのため、カタリナは伊藤のようなジャンプで勝負する選手に対し「ゴムまりのようにぴょんぴょん跳ねている」といった辛辣な発言をしていた。「たしかにカタリナの演技は美しいのですが、伊藤さんのジャンプの美しさは負けていませんでした」カタリナの引退後、そのジャンプを武器に’89年の世界選手権でアジア人初のチャンピオンとなった伊藤。だが、期待されていた’92年のアルベールビル五輪では練習で失敗が続き、予定していたトリプルアクセルよりも難易度が低いトリプルルッツにプログラムを切り替えた。「ところがそれも失敗してしまい転倒。フリープログラムでも前半、トリプルアクセルに失敗してしまって……。それでも演技の後半、伊藤さんは果敢に再チャレンジ!銀メダルを引き寄せる躍動的なジャンプは忘れられません。現在のフィギュアスケートはダンスや音楽、衣装などを含めた総合芸術でありながら、ジャンプなどの技術を競うスポーツでもあります。そのスポーツの要素を大きく取り入れる流れを作った演技だったと思います」伊藤の演技によって“表現”することへの思いを触発された五月女さんは、イラストレーターの道を歩み始めた。「大学時代は就職氷河期で、私が企業の面接を受けてもうまくいくとは思えませんでした。それで就活の代わりにイラストを描きため、出版社へ持ち込んだんです」イラストレーターとして活躍する今でも、トリプルアクセルという技を極めた伊藤の存在が、大きく影響しているという。「イラスト道も、勝手にスポーツに通じると思っているんです。フィジカル、メンタルがともに充実して、初めて人を笑わせる作品が描けます。だから、“まっさらな紙を前にするときはお菓子を食べて糖分を補給する” “描く前にバイク便を手配して、ウチに来るまでの30分間で集中して仕上げる”など、若いころからアスリート的な心持ちで仕事に向き合ってきました」独自の“五月女ワールド”はスポーツ選手のようなゾーンに入ることで生み出されているのだ。【PROFILE】五月女ケイ子’74年、山口県生まれ。大学卒業後、独学でイラストレーターに。’02年、挿絵を担当した『新しい単位』(扶桑社)30万部を超えるベストセラーとなった。放送作家・演出家で夫でもある細川徹さんとの共著『桃太郎、エステへ行く』(東京ニュース通信社)が好評発売中!
2023年04月02日岡田准一が財前五郎役を、松山ケンイチが里見脩二役を演じるドラマ「白い巨塔」に、沢尻エリカの出演が決定。 財前の愛人・花森ケイ子を演じることが分かった。ケイ子は、バー「ラディゲ」のホステスで、財前が心を許せる唯一の存在。かつては医者を志し、関西女子医大に入学するものの、医学界の封建制と矛盾だらけの人間関係に辟易とし、大学を中退。豊富な知識と美貌、幅広いネットワークを駆使し、教授選を戦う財前を陰ながらバックアップしていく人物だ。今回そんなケイ子役を演じることとなった沢尻さんは「世の中的には批判される立場にあるかもしれないですが、ある意味、自分に正直に生きている人だと思います」とこの役についてコメント。またケイ子は、財前のことを唯一“五郎ちゃん”と呼ぶ人物であり、撮影も岡田さんとの共演シーンが多かったそうで「今回共演してみて、思っていたよりもとてもチャーミングで面白い方なんだなと再発見しました。シリアスな方なのかな、という印象があったんですけど、ギャグを話されることもあり、『そういうことも言われるんだ!』という驚きも多いです(笑)」と岡田さんの印象を明かしている。テレビ朝日開局60周年記念 5夜連続ドラマスペシャル 山崎豊子「白い巨塔」は2019年、テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年02月13日内村光良が知念侑李(Hey! Say! JUMP)とW主演を務め、脚本・監督まで手がける映画<a href="">『金メダル男』</a>。このほど、構想5年におよぶその原作となる小説を読売新聞夕刊にて連載を開始、6月には全60回分をまとめた文庫本が発売されることになった。1964年、長野県塩尻市生まれの秋田泉一は、小学校の徒競走での一等賞をきっかけに数々の大会で金メダルを獲得、中学に入るころには「塩尻の金メダル男」と呼ばれるようになる。水泳から剣道、陸上、絵画、俳句から“火起こし大会”までを網羅する彼は、“一番を目指し続ける”という波瀾に満ちた人生を送ることに――。本作は、内村さんが2011年7月に行った一人舞台「東京オリンピック生まれの男」をもとにしたエンターテインメント作品。何度失敗しても決してめげず立ち上がり、さまざまな一等賞にとことん全力で向かって、思いがけずチャンスをつかんでいく泉一。その一途な生き方が、高度経済成長からバブル崩壊を経て、平成の今日まで、時代風景と重ね合わせながらユーモアたっぷりに描かれていく。この度の新聞にて連載される小説は、内村さん自らが脚本・監督・主演を務める映画の原作として、新たに全編書き下ろしたもの。芥川賞にも選ばれた又吉直樹を筆頭に、異分野からの文芸作品が社会的な注目を集める中、内村さんは昨年「小説を書いてほしい芸人1位」にも選出(2015年7月「R25」にて掲載)。1964年生まれの内村さん自身が歩んできた道のりの集大成とも言えそうな、ある男の切なくも面白可笑しい半生を、内村さんの筆がどう描きだすのか要注目。なお、新聞連載の挿絵は人気のイラストレーター・五月女ケイ子が担当しており、小説の世界をレトロチック、かつ鮮やかに彩る。<内村さんコメント>この小説執筆のお話をいただいたとき、とても驚きました。日々多くの方々の手に届く新聞に、自分の文章が毎日載るなんて、夢にも思いませんでした。原稿の執筆は2015年夏から半年以上かけ、試行錯誤を繰り返しながらいまなお進めています。執筆時間の確保が一番大変で、セミの声を聞きながら時間が足りなくて気が狂うかと思ったこともありました。本作は、映画の脚本作りや撮影、編集と同時並行して書き進めていくという、通常にはない新しい試みにもなりました。映画のワンシーンをヒントに小説では、少し違った世界を描いたり、その逆もあったりで、相乗効果があったように思います。主人公と同世代の人には懐かしく、若い世代の人には新しいエンタメストーリーとして楽しんでもらえたら嬉しいです。長編小説「金メダル男」は4月4日(月)付の読売新聞夕刊にて連載開始、文庫本は6月25日(土)に中央公論新社より発売。映画『金メダル男』は10月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月30日東京都・渋谷のパルコミュージアム(渋谷パルコPART1・3F)は、イラストレーター・五月女ケイ子の代表作を再構成した展覧会「五月女ケイ子の逆襲 ~ケイ子の裏博覧会~」を開催する。会期は4月7日~4月17日。開場時間は10:00~21:00(4月17日は18:00閉場)。入場料は一般500円、学生400円、小学生以下無料。同展は、五月女ケイ子がこれまでに描きためた代表作を「逆襲」をテーマに再構成したもの。さらに「逆襲」をテーマに描き下ろし作品も加えられて一挙公開される。会場内には原画をはじめ、五月女ケイ子制作のアニメーションや映像作品(フジテレビCOOL TVチャンネル配信「バカ・ミゼラブル」、映画「バカ昔ばなし」など)、いくつかの参加型・体験型の演出も用意されている。会場を巡りながら、人生あるあるに大きく頷き、ときに笑い、ときに涙し、大スペクタクルな新しい五月女ワールドを体感することができる展覧会になっているということだ。なお、入場者には"人生のターニングポイントで大活躍するかもしれない"特製「ケイ子の逆襲語録シール」がプレゼントされる(なくなり次第終了)。同展の開催に際し、五月女氏は次のように語っている。「20代の頃から、上を見たピュアな人を描いてきたけど、だいぶ大人になって、こう思います。上を見ない日があってもいいじゃない。髭生えたって、お金が一番だって、ずるくても不器用でもいいじゃない。崖っぷちを這い上がってでも、前にすすむ、そんな愛おしい全大人たちに、この「逆襲」展覧会を捧げます。そう、ケイ子の逆襲のはじまりです。」なお、五月女ケイ子(そおとめけいこ)はイラストレーター、コラムニスト、脱力劇画家、役者的活動。1974年山口県生まれ。横浜育ち。大学卒業後、独学でイラストレーターに。イラストを担当した「新しい単位」(扶桑社刊)が30万部を超えるベストセラーとなりアジア各国でも発売。2013年リリースされたLINEスタンプもその独特なタッチとシュールさで人気となる。2015年TOKYO DESIGNERS WEEKSの「北斎漫画インスパイア」展のミラノにも出展。ももいろクローバーZ「親子祭り」のグッズデザイン、back numberの「オールナイトニッポン」の番組特製カルタなどグッズデザインも手がけている。
2016年03月09日いとうせいこうが総合プロデュースを務める「第8回したまちコメディ映画祭in台東」が、9月18日(金)~22日(火・祝)に開催されることがこのほど決定。併せて本映画祭のメインビジュアルを、「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みの水木しげるが担当していることが明らかになった。「したまちコメディ映画祭in台東」は、文化芸術の街「上野」と喜劇発祥の地「浅草」を舞台に繰り広げられるコメディ映画の祭典。「映画(Cinema)」「したまち(Down town)」「笑い(Comedy)」をキーワードに、東京随一の下町(したまち)の魅力をコメディ映画を通じて味わうことができる住民参加型の映画祭だ。これまで、第1回:しりあがり寿、第2回:五月女ケイ子、第3回:吉田戦車、第4回:リリー・フランキー、第5回目:みうらじゅん 、第6回:辛酸なめ子、第7回:安齋肇と、名だたる漫画家、イラストレーターが担当してきた「したコメ」のメインビジュアル。第8回目を担当する水木氏が「夢に見た楽しげな情景です」と語るビジュアルには、レッドカーペット上で雷門の提灯を大玉運びする妖怪たちの姿や、風神・雷神さまが飛び出してきている様子が、楽しく賑やかな雰囲気で描かれている。カーペットの先頭を歩くカエルは、映画関係者の参拝も多いという本覚寺蟇大明神のカエルを表現。右下の狸は、狸を守護としてまつっている浅草寺鎮護堂の狸をイメージしたものとなっている。そして右下のやかんには、水木しげる氏のサイン“MS”が。今回のビジュアルに関して、総合プロデューサーのいとうせいこうは「送られてきた完成品を目にして、思わず手を合せました。ありがたや!笑いの力であらゆる厄を祓って下さる縁起のいいビジュアルです。どうぞみなさんも笑いと合掌を!」と歓喜のコメントをしている。国内外の新作を始め、旧作・名作・珍作・異色作が上映されるという「したコメ」。「心に元気を!」のキャッチフレーズの通り、元気がもらえる本映画祭をぜひチェックしてみて。「第8回したまちコメディ映画祭in台東」は9月18日(金)~22日(火・祝)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2015年06月12日