くらし情報『二分化する世界…日本は“欧米”と“中国・ロシア”を繋ぐ役割を求められている?』

二分化する世界…日本は“欧米”と“中国・ロシア”を繋ぐ役割を求められている?

かつて欧州諸国に植民地支配されてきた国々は、「もはや国連を中心とする国際秩序を守る必要はない」と思うようになってしまいました。

9月にニューデリーで開催されたG20サミットに、中国とロシアの首脳は参加しませんでした。国連同様、G20も実質的には機能しなくなり、欧米の先進諸国で構成されるG7と、中露ら新興5か国を基軸とするBRICSに分かれることになると思います。BRICSは枠組みが拡大され、中東諸国なども加盟して将来的には20か国以上の規模になり、共通通貨を発行する案も出ています。’24年以降世界は、欧米を中心としたアライアンスと、中国・ロシアを中心としたアライアンスに二分され、国連に代わり、それぞれの地域で国際秩序を作ることになりそうです。日本はその真ん中で、それぞれを繋ぐ役回りを求められるでしょう。

その一例が、IPEF(インド太平洋経済枠組み)です。’22年5月にアメリカ主導で発足。
インド太平洋地域の経済枠組みには中国や日本で作るRCEP(地域的な包括的経済連携)と、アメリカが抜けたTPP(環太平洋パートナーシップ)があり、IPEFは、その両方にまたがる大きな枠組みになります。

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