江原啓之からのメッセージ! 2024年を強く生きるために覚えておきたいこととは?
そのまま踊っていたら、終焉を迎えてしまう。そういう瀬戸際にいた一年でした。
実際、この一年に起こったことを思い出してみて。名だたる大きな組織が終焉を迎えたり、今現在もその危機に瀕しているところがあったり…と、思い当たることがあるのでは?起きる出来事には共通項も多く、過去の罪が明るみに出て、まるで膿出しのように次々と問題点が露呈しました。
ただ、私は「終焉のワルツ」という言葉通りになったところにも希望はあると思っています。これからどう変わるかを一から考えるチャンスを得たとも言えるからです。誰もがNOと言えなかった闇にメスが入ったことで、これから新たなやり方を生み出していけば、変われるでしょう。
さまざまなハラスメントにも注目が集まりました。
今なら「それはパワハラですよ」と指摘されるようなことも、古い慣習が残る世界では見過ごされてきた。そうした悪しき体制を改める“切り替えどき”です。
何かが終わることは、新しい始まりにもつながります。過去にしがみついている大人世代と違い、anan読者のような若い世代は、素直で純粋。まやかしを見抜き、「良いことは良い、悪いことは悪い」と間違いに気づける“真眼”(真の眼)