浜崎あゆみ、宇多田ヒカル…個性豊かな歌姫たちも台頭! 識者が語る“Y2K”カルチャー愛
ドロッドロの不倫の果てに、シスターフッドで人生をやり直す物語で、群を抜いて素晴らしいから。私はね、紀香さんの一連の出演作をフェミニズム的に語り直すことが、今こそ必要だと思ってる。
※1【昔の男】2001年放送。内館牧子脚本、藤原紀香、大沢たかお、富田靖子、阿部寛ら出演。恋人同士だった男女と、現在の恋人や妻が絡み合う愛憎劇を描いたドラマ。
ゆっきゅん(以下、Y):そんなに凄いことをしたのに、なんで当たり前になってしまったんだろう?
A:それはやっぱり紀香さんがあまりにもやる気に満ちてサービス精神旺盛だったことが要因かと。
N:あ~、たしかにそうかもね。
A:藤原紀香、杉田かおる、岩佐真悠子を使いこなせない日本のエンタメ界は本当に残念すぎるのよ!
N:柚木さんの好きなタイプ、わかりやすすぎるんだけど(笑)。
Y:私的にはやっぱり歌姫カルチャーの話がしたい。’00年代初めは浜崎あゆみや宇多田ヒカル、MISIAを筆頭にソロが乱立した時代。一青窈(ひととよう)は独特の節回しと裸足のパフォーマンスが印象的だったし、自分なりの個性をみんな打ち出していたよね。なかでもすごかったのは断然、川瀬智子(※2)