映画『カラオケ行こ!』でメインキャストに! 16歳の新星・齋藤潤の素顔
話題の映画『カラオケ行こ!』の大役の座をオーディションで射止めた、注目の新星・齋藤潤さん。少年らしさと大人びた静謐さが同居する16歳の素顔を、写真家・久野美怜さんが瑞々しく切り取った。
現在上映中の映画『カラオケ行こ!』でメインキャストを務めるなど、いま注目を集める俳優の一人である齋藤潤さんの撮影は、夕暮れ時、緑深い公園で行われた。途中、猫を見つけると嬉しそうに駆け寄ったり、草の上に寝そべりながら「このまま寝ちゃいそうです…」と言うなど無邪気な振る舞いは16歳そのもの。でも、圧倒的な瑞々しさの中に、彼の内面によるものなのか、不思議な落ち着きが垣間見える。
「誰かと自分を比べることはあまりよくないかもしれないけれど、僕は他の人よりとんがっているものがないんです。だから、特集のテーマが個性だと聞いてから自分の個性を考えていたんですけど、何も思い浮かばなくて…。あえて言うなら、平和主義の人。
基本的に人と戦いたくないし、誰かと意見が違って話し合いになったとしても、どちらかが折れなきゃ終わらない。それなら最初からやめておこう、と思うんです。一歩引いた目で、客観的に見ている感じなのかも。ただ、お仕事をする上での“この役を掴み取りたい”という気持ちは、誰にも負けないという強い自信を持っています」