来場者が“目撃者”に!? “月へ行く30の方法”がテーマの恵比寿映像祭開催
テクノロジーの進化とともに映像の分野でも新しい挑戦が広がるなか、今年16回目を迎える恵比寿映像祭では“月へ行く30の方法”がテーマに。特別プログラムの上映のほか多彩なイベントが開催される。
アーティストと一緒に“月へ行く方法”を探してみる。
本テーマは2018年に開催された現代美術家・土屋信子さんの個展のタイトルからとったもの。最先端の科学技術や理論以上に、アーティストの思考や実践から生まれる発見や創造が月へ向かうためのヒントになるかもしれないとし、サイエンスとは異なる眼差しで現状を超えていこうというコンセプトだ。
映像作家をはじめ、現代美術のアーティスト、パフォーマーなど、総勢30名以上が国内外から参加。写真や映像の展示・上映に加え、参加型パフォーマンス、ラウンドテーブルでのディスカッションなど来場者一人一人が“目撃者”となるような体験がねらいだという。つまり、鑑賞者にとどまらず、記憶し伝えるメディア(媒体)として機能することが期待されているということ。
共に感じ、考えることから、私たち自身にも月面着陸を可能にする発想が生まれるかも!?
会期中には日本を拠点に活動する新進アーティストに映像作品の制作を委託する「コミッション・プロジェクト」