光や陰にエロスを滲ませる中国、リアルな表現を追求する台湾…中華圏の官能作品6選
Netflixシリーズ『此の時、この瞬間に』独占配信中
妖しい緊張感が漂う麻雀シーンの艶っぽさは白眉。
【MOVIE】『ラスト、コーション』
日本占領下の上海を舞台に、日本側の特務機関員の男と女スパイの禁断の愛を描く。「ヒロインのタン・ウェイがほぼ新人の時の作品で、純朴さを残した彼女が激しいベッドシーンを演じている点が衝撃度に拍車をかけました。個人的に色っぽさを感じるのは、肉体関係を持つ二人と男の正妻の麻雀シーン。シーツを思わせる布の上で美しい手が牌をつまむ妖しさにそれぞれの思惑が加わり、独特な緊張感が漂うエロティックな戦いに」。Blu‐ray¥5,170
発売元:フライングドッグ販売元:ビクターエンタテインメント©2007 HAISHANG FILMS
ままならない葛藤やすれ違いが官能を際立たせる。
【MOVIE】『君の心に刻んだ名前』
舞台は1987年の台湾。カトリック系の高校に通う2人の青年が惹かれ合い、葛藤する姿を見つめたラブストーリー。「台湾はLGBTQフレンドリーな印象がありますが、当時は同性愛に対する強い偏見が残っていた時代。そんな背景がある中、彼らが一緒にシャワーを浴びるシーンがあるんです。