相手の心をキュンとさせる“恋文の書き方”とは? ラブレター代筆屋さんが伝授
「ラブレターは熱がこもりすぎても伝わらないし、論理的すぎても響かない。そうならないためには、まずは夜に熱を込めて書いた後、翌日の日中に冷静になった頭で推敲する。その作業を何度か繰り返すと、気持ちが入りつつもわかりやすい、バランスのとれた手紙に仕上がります」
【い】1分で書く
まずは心のままに、思いの丈を一気に書き出してみる。
「意外とよく聞くのが、“書こうと決めたけれど、思いをどう文字にしていいかわからず、筆が動かない”という話。最初からうまく書こうとせずに、まずは1分くらいの短時間で思いの丈をバーッと下書きしてみる。質にこだわらず、とりあえず書ききってみることが、完成への第一歩です」
【く】崩して書く
堅苦しいのはNG。適度な柔らかさを忍ばせて。
「教科書通りの整いすぎた手紙は、堅苦しい印象を与え、相手の心には響きません。
書道などでも、崩し字の方が胸を打つことがありますよね。それと同じで、美しい表現や整った構成などの型にこだわりすぎず、くだけた普段使いの言葉を適度に使うことで、読み手との距離を縮めることができます」
小林慎太郎さんラブレター代筆屋。IT企業にて会社員として働く傍ら、2014年より活動を開始。