『ブギウギ』でも活躍! 水川あさみ「年齢を重ねるごとにお芝居が面白くなっている」
――どんな瞬間に、お芝居が面白いと感じるんでしょう?
これまで知らなかった感覚に出合えた瞬間とか、知らなかった気づきを得られたときですね。あと舞台では、稽古を重ねながら徐々に自分の体の中に役が浸透してきて、役がこんなふうに立体的になるんだって感じたときです。
――エモーショナルに生きる、とおっしゃっていましたが、普段はどんな生活を送られていますか?
普通ですよ。何かを感じようと生活するのではなく、日常の中で起こる些細なことにちゃんと心を動かすことが大事というか。地面にできた虹に感動したり、雲がひとつもない空を見て「今日も生きててよかった」って思ったりとか。
――ご結婚も、そんな日常生活に作用しているんでしょうか?
お互い近い感覚を持っているので、それで助かっていることは多いです。役者として相談し合うこともありますし。
――同じ職業だけに、ライバルみたいな感じにはならないですか?
ライバルというよりは仲間って感じかな。
同じ立場だからこそ理解できることや助け合えることが多い気がします。たとえば、仕事で悩んでいるときに、自分とは違う角度からのアドバイスはとても参考になりますし、そばで見ていてくれる人がいるから、しょうもない芝居は絶対できないと思わされる。