くらし情報『「みんなの前で褒められるのが、気まずい」 20~30代の“仕事の悩み”を臨床心理士が分析』

「みんなの前で褒められるのが、気まずい」 20~30代の“仕事の悩み”を臨床心理士が分析

さまざまな世代の心の悩みに数多く耳を傾けている臨床心理士の塚越友子さん。いつの時代も20~30代は、人間関係で悩みがちな年代だと言います。

より良い関係は、自然体の“思いやり”から。優しい関係。
「この世代は、会社や社会、友人関係など大勢の人たちと上手くコミュニケーションをとりながら、新しい関係性を築いていくことが求められます。仕事はもちろん、プライベートな友人関係も、いい人間関係があって初めて上手くいくもの。全方向的に人間関係を作るのに忙しいからこそ、人付き合いに関しての悩みやストレスが尽きない世代だと思います」

コロナ禍を経て、人間関係の悩みに変化はあるのだろうか。

「かつては、“こんなことがあって辛い”“こんなことを言われて傷ついた”など、〈起こった事象〉に対しての悩みが多かったんですが、最近は人間関係で何かが〈起こる前〉に、衝突を避けようとする意識が強いのか、起きたトラブルの相談よりも、事前に回避する相談が多い気がします」

その世代の人たちからは、“傷つきたくない”という気持ちをとても強く感じると塚越さん。


「誰かと摩擦が起き、それによって悩むというよりは、“摩擦を起こしてしまったらどうしよう…”と思う気持ちから、相手に踏み込まない人が多い。

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