モグライダー・芝「僕が15年間以上にわたって賭けてきた、ともしげの魅力に共感する人が増えてきたのかな」
芝:上っ面じゃない優しさがある人じゃないですか。人を楽しませる仕事だから、目の前の人や画面の向こうにいる人の気持ちを考えられる人が残っている感じがする。営業妨害かもしれないけど、永野さんは容赦なく世の中の人に向かっていくけど、根が優しいからこそ、言えるものがある。結構、優しさと残酷さは紙一重だと思うし、だからこそ笑えるんだろうなと。有吉(弘行)さんとかも、辛辣なことを言うけど、それは、自分がしんどい経験をしているから言えることでもあって。
ともしげ:僕が変な感じになった時も、すごく助けてくれましたから。
芝:辛辣なことを言ってウケるのが芸。ネットのつぶやきとの違いですよね。
――同じ企画に登場する、ヤーレンズさんの魅力を教えてください。
芝:こんなにうまい漫才師がいるのかという最初の印象が、ずーっとあるコンビです。お互いのネタを交換してやる機会があったんですけど、まー、難しかったですから。十分にうまいというところは通り越して、うまいをずっと突き詰めていったからこその苦しい時期もあったと思うんです。一番うまいのに売れることから遠かった時期もあったし。根性がありますよね。
ともしげ:努力と向上心、やる気がすごくて、ネタ見せをした時も、ちゃんと人の意見を受け入れていましたね。