寺島拓篤、杉田智和について「一筋縄ではいかない不思議な魅力がある方です」
というのが一番の驚きでした。この作品は、アニメやドラマなど様々な形でメディア化されることで、多くの人の心を動かせると思われているんだろうなと。
とても素敵な作品だと思っていましたが、自分の声とバーのイメージが合致していなかったので、まさか自分がその世界に入っていくとは思ってもみませんでした。
ーー佐々倉溜を演じる際に心がけたことは?
寺島さん彼は不思議な人で、まるでお酒のようにその場の雰囲気で味わいが変わる人だと思います。バーテンダーをしているときは、声を張らずに落ち着いた様子を見せ、バーを離れると違った表情を見せる。抑えたトーンで演じるように心がけました。
後に収録に合流する白石涼子さんに「寺島くん、喋っていた!?」と言われたほどで(笑)。自分としてもここまで抑えた演技はあまりしたことがないので、面白い経験でした。
ーー佐々倉溜に共感したところを教えてください。
寺島さん彼はバーを出るとあっけらかんとして、声のトーンも明るいのですが、心のどこかに壁があるような印象を受けます。ところが、バーの重い扉を開けると、心も開く。僕も現場では仲良く喋るんですが、外ではあまり交流しないんです。