リュックと添い寝ごはん「ジャンルレスな音楽になるのは必然」 新アルバムが完成
リュックと添い寝ごはんは、高校在学中に「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」への出場、初の全国流通盤をリリースした後、’20年に1stフルアルバム『neo neo』でメジャーデビュー。若くして才能が認められた彼らだが、ここ数年は世間からの印象と、自分たちが本当に鳴らしたい音楽とのギャップに悩んでいたという。葛藤を抱えていた中、いかにしてニューアルバム『Terminal』を完成させたのか?
青春ロックだけに囚われない、ジャンルレスな音楽性に到達した。
左から、ぬん(Gt)、松本ユウ(Vo/Gt)、堂免英敬(Ba)、宮澤あかり(Dr)。
「今回のアルバムに収録している『Be My Baby』を作ったことで、1stミニアルバム『青春日記』のような“青春ロック”だけじゃなくていいんだ、ってことが自分の中ではっきりと分かったんです。ただ、楽曲制作はかなり難航しまして…。作業が進まないまま、夜中3時を迎えて“このままじゃいけない。芸能の神様がいる伊勢に行った方がいいのかも”と思い立ち、気づいたら始発の新幹線に乗っていました。
伊勢市周辺の宮川中央公園を歩いていたら、突然サビのメロディが降ってきて、そこで一気に曲が完成したんです」