パク・ヒョンシク「ほぼ素の自分が混じっている」 “本来の自分と似ている”と感じた役は?
例えばここにある水は僕にとってはただの飲み水にすぎませんが、水をよく知る人にとっては水がどの地域から来たのか気になるかもしれないし、水の成分が気になるかもしれない。それと同様に、演技も掘り下げれば掘り下げるほど、難しくなっていくものだと思います。ただ、経験を重ねただけあって現場での“立ち振る舞い”は身に付いたと思います。多少のトラブルがあっても、余裕を持って対処できるくらいには成長しましたよ」
俳優としての幸せを感じるのは、多くの人に作品が愛された時。
「たくさんの人に作品を観て、興味を持って、愛していただくことは俳優にとって一番の幸せですし、達成感もあります。どんな作品も僕がやりたいと思って挑戦してきたものなので、後悔は一つもありません。ただ現場にいるだけで楽しいんですよ(笑)。それこそ僕が演技を続ける理由、一番の原動力は“それ”かもしれないですね」
日本のドラマや映画にも興味津々で、実はかなりのアニメ好き。
「日本には本当に素晴らしい俳優さんが多くて、いつかご一緒したい方ばかりです。飛行機で偶然観た『今夜、世界からこの恋が消えても』も情緒にあふれていて、とてもいい作品だなと思いました。