「門脇麦さんは自分が持っていた日本人のイメージとは違った」台湾の俊英監督が明かす魅力
一番大切なのは、“核”として何を大事にするのか
―そんななかでも、演じていて楽しさを感じたこともありましたか?
門脇さん今回は言語が大きな壁ではありましたが、日本の作品でも方言であったり、時代劇の言葉であったりすることもあるので、そもそも役者というのはいろんなことをする仕事だと思っています。
ただ、そういうなかでも一番大切なのは、“核”として何を大事にするのか。この作品でいうと、どんなに環境が変わってもそこは同じなんだというのがわかったので、それは私にとって発見でした。
―ホウ・シャオシェン監督からは「日本の俳優と仕事をしてみるといいよ」と前から勧められていたそうですが、実際にお仕事してみていかがでしたか?
監督麦さんは集中力が高くて、まなざしもすごくチャーミングで引き付けられるので、素晴らしいなと思いました。これまで仕事をしたことがある日本の方は少ないですが、自分のなかでは日本人にはかしこまった方が多いイメージがあったんです。でも、麦さんは豪快でストレートな感じで全然違っていたので、そういうところもすごく好きでした。
門脇さんあははは!日本にはかしこまっている人や真面目な人もちゃんといますよ。