「医療保険について考えよう【後編】」お金の教科書Vol.47 #お金の基本
未知子:安心、ですか!?
西山:安心=保障内容ですが、主なものは、入院時に支給される「入院給付金」や手術をした際に支給される「手術給付金」です。
未知子:これらが手厚ければ、それ以外の保障は不要でしょうか?
西山:考え方次第ですが、がんや女性特有の事由(出産時の帝王切開や子宮筋腫、乳がん、子宮がんなど)でも、医療保険に入っていれば基本的にはカバーされますよ。
未知子:そうなんですね!
西山:ダブルでカバーしたい人は追加で女性疾病特約をつけるほか、がん保険の加入を検討しても。
未知子:なるほど。我が家はがん家系なので、ちょっと心配です。
西山:がん保険の場合、昨今は医療が発達して入院期間が短くなっている傾向にあることを考慮しましょう。入院給付金が手厚いものより、ウィッグ購入や遠方への通院などのケースを想定して、がんと診断された際にまとまったお金が出る「がん診断給付金(一時金)」にも注目して選びましょう。
保険に加入する際、気をつけたい注意点は?
未知子:注意点も知りたいです!
西山:さまざまな保障を組み合わせると盤石なような気がしますが、保険料が高額に…。
保障内容と保険料のバランスを考えながら複雑すぎないものを選ぶと、保険金請求や見直しの際にスムーズですよ。