「ネルソンズの青山くんには天性のものがある」橋口監督が絶賛した新たな才能
僕はいい意味で、みなさんの出す空気に飲まれていました。
「本当にいいヤツなんだろうな」と思った
―ちなみに、演じ方もコントのときとはかなり変えていらっしゃいますか?
青山さん大きく違うのは、まずめちゃくちゃ声を小さくして、ゆっくり話すようにしたことです。僕の場合、劇場では声を張れば張るほど受ける“張り芸”ですから(笑)。あとは、変に体を動かさないことですね。
―撮影期間中に、お笑い芸人としての活動に影響出てしまったこともあったのでは?
青山さんこれは、俳優業をしたことがある芸人のあるあるだと思いますが、撮影が始まると声が小さくなったり、間をすごく取ったりすることがあるんです。以前、相方の岸が舞台に出たときにそうなってボロクソに言ったことがありました(笑)。なので、自分は言われないようにかなり気を付けたつもりです。
―今回青山さんをキャスティングしたのは、監督がコロナ禍にお笑いの YouTube を見ていたのがきっかけだったとか。
監督中川家さんのYouTubeに出ていたネルソンズさんを見て、スベッていてもただ笑っている姿に「本当にいいヤツなんだろうな」と思ったんです。
その後、タカヒロを誰にするかとなったときに、青山くんのことを思い出しました。