「ネルソンズの青山くんには天性のものがある」橋口監督が絶賛した新たな才能
ただ、これには理由があるんですよ。僕としては「1回目の稽古に行ったあとから台本読めばいいかな」くらいの気持ちで参加したら、ほかの方はもうセリフも入っていて、仕上がっている状態。そこからは空き時間もひたすら台本を読み、監督から送られてきた長崎弁の録音を聞いていたので、周りから何を言われようが、楽屋のど真ん中でもやるしかなかったんです。
監督なるほど(笑)。でも、お笑いの方は本当に忙しいので、大変ですよね。特に今回はみなさんがすでにセリフも入っていたので、びっくりしたと思いますよ。
青山さんいや、マジでビビりましたよ(笑)。
監督さらに、僕も前作『恋人たち』のDVDを渡して嫌なプレッシャーをかけましたしね。
青山さん家に帰ってすぐ観ましたけど、「これは俺には無理だ」と思いました。
監督そのあと、青山くんの生涯ナンバーワン映画が『アベンジャーズ』だと知り、反省して謝りましたよ(笑)。それでも本番には方言もセリフもしっかりしていて、噛んだりすることも一回もなかったので、さすがプロだなと感心しました。
いい意味でみなさんの出す空気に飲まれていた
―そんな青山さんに対して、天性のものがあると思われたとか。