羊文学、TVアニメ『【推しの子】』EDテーマは「混沌とした攻めの曲を提供した」
待望の第2期がスタートしたTVアニメ『【推しの子】』。そのEDテーマを担当する羊文学に、どのように作品を解釈して楽曲を手掛けたのか聞きました。
羊文学「Burning」
写真左から、塩塚モエカさん(Vo、G)、河西ゆりかさん(Ba)
――今年4月、横浜アリーナでの単独公演を即完させたスリーピースバンド・羊文学。ここ数年で大きなスケールアップを果たした3人にとっても、芸能界での栄枯盛衰を映した『【推しの子】』の物語には感情移入したという。
塩塚:作品で描かれている“舞台に立つ者の葛藤”は、自分がバンド活動をする上でも感じるものですね。それに、一人ひとりのキャラは立っているけれど、実は彼女らが抱える感情って決して特別ではなくて、自分の中にも存在して。だから共感できるんです。
――エンディング用に書き下ろした「Burning」は、強靭なアンサンブルを存分に活かした、儚くもノイジーなギターサウンドとなっている。
一方で、原作チームやアニメ制作側からの要望を受け、物語の演出やキャラの心情を曲の構成や歌詞に反映している。
塩塚:イントロは、アニメ本編のエンディングからの繋げやすさを意識しました。