岡崎体育「宇治出身のミュージシャン、そのアイデンティティはしっかりと見せたい」
岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ティースジュエリー」です。
ティースジュエリーとは歯につけるアクセサリーのこと。「グリルズ」ともいわれアメリカのヒップホップやブラックカルチャーから生まれたもので、最近ではXGがCDジャケットにロゴをかたどったティースジュエリーをつけたビジュアルを使用して話題を集めました。うちのスタッフの井上は、ジャンルにとらわれないかなりのファッション好き。そんな彼は、かれこれ何年も「岡崎くんにティースジュエリーつけたいわー」と言っています。岡崎くんにもファッションでもっと挑戦してほしいと。僕の心の奥底にあるギャングスターな部分を引き出そうとしているのかもしれません。
どちらかというと閑静な住宅街に住んでいる、おとなしめな性格の30代男性なのですが……。アーティストの導き方がちょっと独特なのかもしれません。
ダイヤモンドやゴールドなどギラギラとした感じを前面に見せつける、ヒップホップ的な“Bling Bling(ブリンブリン)”の象徴であるティースジュエリーをつけるのは、心がかなり強くないとできないと思います。ファッションというだけでなく、自分という価値観に確固たるものがあり、またそこに強い信念や自負がないとできない。