岡宮来夢「漫画を読んで想像していた以上の広がりが舞台の上に」 『進撃の巨人』のミュージカルがNYへ!
本作では最新技術とアナログの演劇的表現を組み合わせることで、原作の世界を舞台の上に見事に表出させている。
「演出のアイデアが本当に素晴らしくて、漫画を読んで想像していた以上の広がりが舞台の上に表現されていて驚きました。巨人だけでも3種類の表現方法を駆使しているんですよね。世界レベルのダンサーの皆さんがハイレベルな体の動きで巨人を体現したかと思えば、パペットや風船も使っていますし。立体機動装置やプロジェクションマッピング、ワイヤーアクションを組み合わせて戦闘シーンを表現していたり。クオリティがすごく高くて、多くの方から新しいものを見たという声をいただきました」
演出を手がけているのは、自身もダンサーであり、近年は音楽と身体表現を駆使した迫力あるステージングで演出家として高い評価を受けている植木豪さん。
「豪さんの演出って、とてもエンターテインメントなんですよね。スピード感とかテンポ感がすごくよくて、高いテンションのまま魅せてくれるというのかな。
それが『進撃の巨人』の世界観に見事にマッチしていて大好きでしたし、クライマックスまでずっと手に汗握る状態のまま。しかも豪さんの稽古場はとても風通しがよく、居心地がいいんです。