悲願の“金”を目標に! なでしこジャパン「世界一を取れるだけのポテンシャルは絶対にある」
優勝するために必要なのは、やっぱり気持ち……というか根性だと思います!」
そして’11年の女子W杯優勝を知る唯一の現役代表選手になったキャプテンの熊谷紗希選手。長らく代表チームで戦ってきて、もう一度世界一になることをずっと目標にしてきた彼女は今回、「世界一を取れるだけのポテンシャルは絶対にある」と手応えを語る。
代表ではセンターバックとしてプレーすることが多いが、’11年夏からプレーするヨーロッパでは主にボランチとして経験を積んできた。彼女の持ち味は高いボール奪取能力とチームコントロール。最終ラインの壁に置くのか、1列前で攻撃的にボールを奪うのか。その起用法とチーム全体の対応力が、パリでのメダル争いで一つのカギを握ることになりそうだ。
そしてキャプテンとしてチームをまとめることも大切な仕事になる。優勝するためのキャプテン像もイメージできている。
「ここまでずっと『みんなで助け合おう』というチーム作りをしてきたんですよね。困ったときでも、みんなで顔を見合わせたら大丈夫だって思えるようなチームでありたいし、そこで助けられるような存在でいたい。プレーでも声掛けでも、チームリーダーとして率先してやっていけたら」