悲願の“金”を目標に! なでしこジャパン「世界一を取れるだけのポテンシャルは絶対にある」
パリ五輪で結果を出すために池田太監督も動いた。世界で勝つための臨機応変さを求めて、3バックと4バックの併用にトライ。相手によって立ち位置を変えられるサッカーに着手した。清水選手はいずれの場合も右サイドで攻守のキーマンとして期待されている。
「どちらのシステムでも攻撃のビルドアップで求められる仕事は多いと思う。そこは自分が違いを見せないといけない部分。特に3バックのウィングバックに入る場合はポジションが前になるので、得点につながるようなクロスや自分でゴールに向かっていくプレーは積極的に出していきたいですね」
パリ五輪開幕前にはプライベートでも仲のいい長谷川唯選手が在籍するマンチェスター・シティへの移籍が決定。ハードワークでチームを支える28歳がパリ五輪で目指すのは、もちろん金メダルだ。
「今までいろいろな大会に出させてもらいましたけど、いつも悔しい思いばかり。パリ五輪では本当にどん欲にメダルをつかみ取りにいきたい。自分はチームのために走ることが一番の仕事だと思っているので、攻守両面で『ずっと走ってるね』と思われるくらいのプレーがしたい。そしてチームのために自分のできるすべてをパリで出したい。