萩原利久、成田凌との共演シーンに「生きた現場だなと思いました」
降り積もる謎が予測不能な結末へ誘う、ヒューマンサスペンスです。
ーー演じる役とご自身が似ているところ、共感できるところは?
萩原さん全く似ていません。あえて似ているところを探すとしたら、原作のビジュアルが普段の僕の髪型と似ているくらいでしょうか(笑)。
自分と共鳴しないからこそ、迷わずに自分にないもので役を作れる楽しさ、難しさがありました。自分をすべて消すんです。もし、自分の一部が出てきていたら、上手く演じることができていないということだと思います。
ーー成田凌さんとの交流を「フラットにコミュニケーションを取っていた」と表現されていました。具体的にはどのような交流をされたのでしょう。
萩原さん現場にアイスが用意されていて。それを見た成田さんが「家の冷蔵庫にずっとアイスを入れたままだな」と言っていたんです。このように、お互いが特別に何か話題を用意してお話をするというより、その場の状況に応じた流れで会話をしていました。
ーー本編は一瞬たりとも目が離せないシーンの連続ですが、現場の雰囲気はいかがでしたか?
萩原さんみんなの熱量は高かったのですが、ピリついたところは一切なく、和気あいあいとしていて、至る所で円滑なコミュニケーションが取られていました。