トム・ブラウンが絵本に出演! 「脳みそが柔らかくなるし、知育にいい絵本です!」
僕の場合はそのまま絵にすると妖怪になりがち。でも特徴を捉えつつ、可愛い仕上がりですげぇ!って。
――失礼ながら…“狂気の漫才”がなぜ、子供に向けた絵本に?
みちお:昨年の『M‐1グランプリ』の敗者復活戦でやったネタは、赤ちゃんが見るとなぜか泣きやんで、さらに笑うそうです。それで“赤ちゃんが泣きやむ”でお馴染みの歌「POISON」(反町隆史)、「タケモトピアノ」のCMに並び、僕らのネタが注目され始めて。音響の専門家に調べてもらったら「子供がびっくりするリズムが入っているから笑う」と言われ、不思議でした。
布川:偶然中の偶然です。スペインの赤ちゃんも泣きやんでましたから。
――すごい!それぞれ、お気に入りのページを教えてください。
みちお:“パンチンパンジー”を山に返すシーン。1斤のパンを一枚ずつスライスすると、パンが少しずつチンパンジーに戻っていくんです。この発想はなかった!
布川:オチも斬新。この絵本を読んで思ったのは、僕ら自身が縛られていたということ。もっと自由に、いろんな発想で漫才を作りたいと思いました。本当に脳みそが柔らかくなるし、知育にいい絵本です!
みちお:お子さんに読んであげる時はぜひ、“パンパン”という破裂音を強調してみてください!
トム・ブラウンの中毒性あるネタをベースに、リズミカルでカラフルに仕上げた子供から大人まで笑える絵本。