伊達朱里紗「麻雀は人の輪廻転生を象徴するゲーム」 高宮まりと語る“麻雀”の魅力
おじさんたちが徹夜でやるギャンブル的なゲーム…。そんなイメージは過去のもの。予測と心理的な駆け引き、ときに運も絡む知的なスポーツとして注目される今どき麻雀の魅力を、2人の気鋭女性プロが解説します。
Mリーグで、同じKONAMI麻雀格闘倶楽部(ファイトクラブ)のメンバーとして活躍する伊達朱里紗さんと高宮まりさん。対局(試合)中は常にポーカーフェイスの二人だけれど、心中ではさまざまな思いが渦巻いているのだとか。心理戦としての麻雀の奥深さを語ってもらいました。
写真左・高宮まりさん、右・伊達朱里紗さん
――まずはお二人が麻雀プロを目指そうと思ったきっかけから教えてください。
伊達:私の場合は『咲‐Saki‐』という、女子高生が主役の麻雀アニメ。
ルールは分からなかったけれど面白くて、夢中になりました。その後、声優になってからも声優仲間と麻雀スキルを磨き合い、気付けばここに。
高宮:私は、ファンだった女性漫画家さんの作品に麻雀がよく登場したことから興味を持ちました。サブカル的な憧れもあったし、もっと勉強したいと思って麻雀店で働き始めて、そこからプロの道へ。
――若い女性たちの間でも最近、サブカルとしての麻雀人気が高まっているようです。