ゆっきゅん「これからも東京のことは考えていたいし、慣れずに見ていたいし、歌っていくんだろう」
ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。漫画家・冬野梅子さんとの対談を終えたゆっきゅんが、前回までを振り返って言葉を綴ります。
光っているように見える“この一曲が好き”という想い。
作品を愛読している冬野梅子さんとはいつかゆっくり話してみたいと思っていながら、トークイベントに来てくれたり、ライブに来てくれたりしていても、いつも気づいたら帰られているので、今回やっと話すことができて念願の時間でした。冬野さんは以前私の「NG」という曲を好きだと言ってたことがあって、私は「NG」が好きと言ってくれた人のことをよく覚えているんです。
DIVAについて、エイミー・ワインハウスのファンではないけど「Tears Dry On Their Own」という曲が好きだという話をしていたのがなんかすごく愛しくて。対談の中でも話しましたが、私は「ファンじゃないけどこれだけ好き」みたいなのって、なんか力を感じるというか、好きが光っているように見えるというか、かっこいい!って思うんですよね。ヒット曲だけ知ってる、とはまた別の趣がある感じがする。
たとえば私は中学生の時に平井堅さんのラジオで古内東子さんの歌を初めて聴いて、それは「心を全部くれるまで」