ゆっきゅん「これからも東京のことは考えていたいし、慣れずに見ていたいし、歌っていくんだろう」
というアルバム曲でした。その曲が入ったアルバム『Hourglass』を借りて、「心を全部くれるまで」にどハマりしていたんですが、大人になってから、それは代表曲とか人気曲って感じでもたぶんない(名曲ではあります!)ことにふと気づいて。なんかそれって、芸術と二人きりになれているような感じがして好きな現象なんですよね。自分の話長くなってしまった。
あと、上京者にはやはりシンパシーを感じてしまうんですよね。田舎育ちという点にコンプレックスはそんなにないんですけど、やはり田舎からここへ来た人にしか見えてこない「東京」の実像があって、私たちはそれを作品に積極的に映そうとしてしまうところがある。これからも東京のことは考えていたいし、慣れずに見ていたいし、歌っていくんだろうって改めて思いました。
冬野さんと喋っていると、漫画作品の中の描写にもよくあるような内省的で客観的な感情のディテールへの鋭い分析のようなものがすらすらと出てきたり、さらっと偏見(それを自分でも偏見だとわかっている感じで笑)が出てくるのも、らしさを感じて私は楽しかったです。
今度は映画に誘わせてください。
はあ、冬野さんの読者に、私のアルバム聴いてほしいなあ!
ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。