竹内まりや「時代が変わっても、世代が違っても、人の心に普遍的にある心境を歌詞にしたい」
言葉との距離感2
素敵な言葉はどこに行けば見つかる、というよりも、ふとやってくるもので、不意に出合うもの。
映画を観ているときにハッとするフレーズを聞いたり、誰かとのおしゃべりで相手の言葉に深さを感じたり。素敵な言葉はありふれた日常の中にあって、本当にふとした瞬間に出合うんです。言葉に対する興味のアンテナを立てていることが、出合う秘訣かも。
言葉との距離感3
SNSの反響は目安にはなるけれど、でもそれがすべてではない。
個人的にはSNSはやっていないので、SNSの反応についてはスタッフから聞くことが多いです。確かに、そこに書かれていることは一つの現実だとは思いますが、書かない人の声もある。なので私はSNSに書かれる中傷などからは、常に距離を置いています。
言葉との距離感4
洪水のように言葉が溢れるそんな時代だからこそ、“自分にとっての大事な言葉”を見つけることが大切なのかも。
昔に比べて現代は飛び交う言葉の量がとにかく多い。その中から大事な言葉を選び取るのはとても難しいこと。ちなみに私は、職人さんがぼそっと言った言葉に感銘を受けたりしますが、若い人はいい言葉を見つける選択能力が、私たちの世代より高い気がします。