宝塚歌劇団退団後『9 to 5』で再始動! 和希そら「一歩前に踏み出す勇気をもらえる作品です」
「稽古場で話しているときの空気感が同じ」らしい。
「稽古が始まった当初は、いろんな意味で私自身がフワフワしていたんです。でも、おふたりが役としてしっかり存在してくださっているおかげで、3人のときはこういればいいんだなとか、こんな声色でやるのがいいかなとか、自分のジュディ像がどんどん見つかってくるんです」
ならばそのジュディ像とは?
「ジュディは結婚していた間、夫としか関わっていなかったからちょっと依存的な部分があるんですよね。でも社会に出て見える世界も広くなり、だんだん自分軸で生きられる人になっていく。小さな変化だけれど彼女には大きな一歩なので、そこは丁寧に演じたいと思っています」
作品の中の自分の役の色や役割をきちんと捉え、的確にアウトプットできるのが和希さんという人。
「わりと自分のポジションを客観視して考える癖はあると思います。歌劇団在団中も、ここは自分が盛り上げないと、というシチュエーションではふざけたり。あと、小さいときから映画や漫画が好きだったので、役を演じるときに“あの作品のあの役の感じ”みたいなストックがあるのは大きいかもしれません」
今後の活躍も気になるところ。