動物の糞を素材に作られた彫刻も! “ゴミ”と“うんち”から循環について考える「ゴミうんち展」
幅広い業界からの参加者が多いことからも、テーマへの共感者が多いことがわかる。
「様々なゴミうんちを取り上げ、観察することで、社会問題だけではない側面も浮き彫りにしたい。不要なものとはまた違う“ゴミうんち”という新しい概念をきっかけに、制作過程やデザインに着目し、これからは循環に向きあう場が生み出されるといいですね」(同展主催者)
山野英之「クソバッジ」
安全ピンを付けバッジにすることで漂流物などの役に立たないものが大切なモノに変化する価値観の揺れに気付かされる作品。
狩野佑真「Rust Harvest」(撮影:Gottingham)
劣化の象徴だった錆の魅力に気づいた作者が、自ら錆を育てて新しい模様を生み出した作品。
井原宏蕗「cycling‐black dog‐」(撮影:副島泰平)
動物の糞を素材に作られた彫刻。漆で糞を固めることで普遍的な存在に。生命活動を形にした彫刻作品。
松井利夫「サイネンショー」(撮影:白石和弘)
使わなくなった陶器を、再度薪窯でより高い温度で焼き上げ、陶器に新しい価値を生み出すプロジェクト。
マイク・ケリー「Life Cycles」