カメラ歴10年のかが屋・加賀翔「あまりに天真爛漫で純粋無垢」 阿佐ヶ谷姉妹を捉えた瞬間を語る
惹かれる気持ちも人それぞれ。お笑いコンビ・かが屋の加賀翔さんは大のカメラ好き。芸人だからこそ撮れる、芸人たちのお笑いへの熱情や晴れ舞台、そして生態まで、惹かれてやまないカメラで撮る芸人の魅力について熱く書いていただきました。
僕は芸人を始めるのと同じタイミングでカメラを始めました。芸歴と同じということなのでかれこれ10年になります。はじめから情熱を持って取り組んでいたわけではなかったのですが、毎日コツコツ撮り続けていたらそれがいつの間にかお笑いの仕事にも繋がり、芸人の間でもカメラを持っているやつだと知ってもらえるようになり、そのおかげで当初より随分と情熱を持ってカメラと向き合うようになった気がします。おおよそですが、舞台衣装上下と靴で1kg、ネタ帳が600g、カメラが2kgです。今振り返ってみるとお笑いに直接関係がないカメラが一番重たく、仕事になるわけでもないのに持ち歩き続けていたのは、特別な何かに惹かれていたからだと感じています。
カメラは、撮りたいと強く惹かれる何かがないと続けるのが難しいものだと思います。今の時代スマホでもすごい画質の写真が撮れますし、わざわざ持つにしてはとても重いのでカメラ熱がないと続けにくい。