2019年9月5日 09:30
【angersの小さなうつわ市】 加藤あゐさんのうつわ[PR]
そしてその後に、埼玉県飯能市にて制作をスタート、2006年に工房を構えられました。
遠回りしてたどり着いた、今のかたち
最初は白磁のシンプルな表現を求め磁器のうつわを作られていましたが、だんだんと土モノのうつわへ。
緻密さが求められる磁器のうつわをつくる中で、様々な土のテストをし、その過程のなかで土の質感が生きる土物に奥深さや美しさを見い出すようになり、だんだんと土モノのうつわへと移行していったそうです。
美術家アシスタントの後に、磁器のうつわ、そして土モノの陶器のうつわへ。色々な過程を経てたどり着いたのが、今の加藤さんのうつわのかたち。2013年頃から土モノの制作が中心になり、今のかたちに繋がってきたそうです。
大切にしているのは、柔らかなライン
うつわだけでなく、花器や蓋物なども作られる加藤さん。作る工程は、ろくろや、たたら作り、型成形など、様々。型成形のうつわは、ロクロやたたら成形ではできないかたちに魅力を感じ、最近よく作られているそう。うつわの柔らかなラインを大切に、意識して作られているそうです。
土を感じられるものが好き
黒結晶釉は、錆のような表情を持つ釉薬。