心なごむ昔ながらのスローライフ「旧暦の暮らし」とは?
そう言われて私自身、深くうなずいてしまいました。
デジタルの時計が刻む無機質な時間ではなく、ぜひ、いにしえより私たち人間の中に刻まれてきた「自然の時間」を意識してみましょう!それは、月と太陽が刻む四季のリズム。感じる「時間」が変わるだけで心の流れが変わり、人生の見え方も驚くほど変化しますよ。
自然がゆっくりと刻んでいる時とは?
昔は、月の満ち欠けに基づいた太陰暦が用いられていました。日付は月の満ち欠けにつれて変わります。それでは暦と季節の間にズレが生じてしまうため、太陽の運行に基づいた二十四節気(にじゅうしせっき)が季節の目安となったのです。
二十四節気は、節分を基準にして一年を24等分、約15日ごとに区切ったもの。立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至などは、二十四節気の中でもなじみがありますよね。
カレンダーに「立春」の文字を見つけると、寒くても春の訪れを意識するようになり、「春分」ときけば、「あ~、本格的な春だな」と思いませんか?
季節の便りで書く時候のご挨拶。たとえば、「暦の上ではもう春ですが、まだ風も冷たく・・・」といった言い回しは、まさに二十四節気とつながりがあります。