心なごむ昔ながらのスローライフ「旧暦の暮らし」とは?
その中に直筆のあて名が書かれた手紙を見つけたら、「誰だろう?」って胸がときめきませんか?
手紙で季節を贈る。心のこもった手紙は、世界にたった一つのすてきな贈り物です。
自然が刻んでいる時間を意識すること、その第一歩として、ぜひ手紙を書いてみませんか?お世話になった人、友達、恋人、故郷の家族へ。季節に合わせた便箋を選んで。文香(ふみこう)をしのばせるのもいいでしょう。
平安時代「香り」は、文を交わす男女の間で思いを伝える大切なツールでした。手紙に香をたきしめ、季節の花を添えて送ったそうです。なんともロマンティック。
封を切って便箋を取り出す瞬間のわくわくした気持ちは、手紙ならではのもの。開いた瞬間ふわ~っと香りがただよってきたら、送り手のこころ配りを感じて嬉しくなりますね。今の時季なら、ほんのり甘い春の花の香りを選んで。ちなみに私は、文香を名刺ケースや手帳にしのばせて、移り香を楽しんでいます。
四季を感じる豊かな暮らし
いかがでしたか?季節のめぐりを、祈りの心を、私自身意識するようになったのは、大切な人を失ったことがきっかけでした。毎日を駆け足で生きるのではなく、自分のペースで、もっとゆっくり人生を味わいたいと思いました。