納得感が幸福感。考え抜くと見えてくる【Dear my 30′s 大塚久美子さん】
そんな時、友人から『何か新しいことを始めたら?』と言われました。整理してから始めるより、始めることによって整理できることもある。とにかく踏み出すことをせずに、考えるばかりで時間を過ごすと考えがループして、何も進まないと。確かに、何かを始めるとなると方向性は決まります。その方向性との関係性を考えることで過去のことが整理できるし、整理するための道筋もできるのではないかと思えました。
やっと評価できた自分の10年間
『とにかく何かを始めよう』と決めた時に、過去10年間で私がやってきたことで何ができるだろう?と考えました。その時見えてきたことに対して『10年間やってきたことと直接的な延長線上では自分をあまり評価できなかったけれど、見方を変えるとなんだかんだ蓄積があったな』と思えたんです。
加えて、会社を離れてなんの肩書きも無くなった時、仕事を一緒にしていた人々や、お付き合いいただいていた人の中でも、私を評価してくれたり、心配してくれたり、助けてくれた方もいらして、『意外とこの10年得られたものがたくさんあったのだなぁ』と気付かされました。
正しいかどうかなんて事前にはわからない
起業し、新しいことに踏み出した時点で、会社で働いた10年や休養していた1年に意味が出てきたんです。