逆境に負けない力を得られる!?天満宮のご利益とは【1月25〜29日】
こうして、道真公は畏(おそ)れと敬意を込めて「御霊(ごりょう)」と呼ばれ、神様として祀られるようになったのです。
誠の道を貫いた「まごころの神様」
菅原道真公といえば、やはり「学問の神様」と思っている方が圧倒的に多いでしょう。でも、道真公は「至誠の神」「正直の神」ともいわれているんですよ。
京都・北野天満宮の門柱には、道真公が詠まれた歌が飾られています。
心だに誠の道にかなひなば祈らずとても神や守らん
(心にまごころをもち、誠の道を生きれば、ことさらに祈らなくとも、神は守ってくださるだろう)
幼い子どもたちと共に、太宰府の地へ追われた道真公。食べるものにも事欠き、我が子をも喪うという絶望の日々を送ります。しかし、いつかは自分のまごころが伝わり、罪が晴れると信じ、誠の道を貫いたのです。
他にも、自分を取り立ててくれた帝への感謝の歌などが数多く残されており、道真公の誠実なお人柄が偲ばれますね。
道真公はその生き様から、「冤罪(えんざい)を晴らす神様」とも呼ばれています。
日々の生活のなかで、「ひどい」と感じる理不尽な扱いを受けたり、腹立たしいと感じたりすることも、ときにはあるもの。