【イマドキ女子のパラキャリ準備室】vol.01~社長と大手企業正社員、25歳で二つの顔を手に入れた経緯は?~「ハピキラFACTORY」代表取締役&ソニー株式会社 正能 茉優さん
「小布施堂の商品はすごくおいしいのに、パッケージがあまり若い女性向けじゃなかったんです。しかも、買う機会もなかなかない。そこで、新しいパッケージを考案し、バレンタインギフトとして販売することにしました。
ところが、本当は100個の新パッケージを発注するつもりだったのに、業者から2,000個からしか作れないと言われて。当時の私は、ロットという概念を知らなかったんです。きっと売れるかなと思い、結局2,000個発注してしまいました(笑)」
2,000個の和菓子を完売させるため、正能さんは渋谷のデパートの中にオリジナルショップを開設。週刊誌やテレビ、Yahoo!ニュースでも商品を紹介してもらうなど奮闘した結果、10日間で2,000個の和菓子を完売させました。
女子大生で起業し、大胆にも2,000個の和菓子を発注した正能さん。
彼女のキャリアの貴重な第一歩は、リスクに物怖じしない勇気から始まったのかもしれません。
「勇気があるというよりも、大好きな人を裏切ってはいけないという気持ちの方が強かった気がします。
学生会議に人を集めたときも、2,000個の和菓子を発注したときも、私を信頼してくれている人たちを裏切りたくないって思っていました。