【イマドキ女子のパラキャリ準備室】vol.01~社長と大手企業正社員、25歳で二つの顔を手に入れた経緯は?~「ハピキラFACTORY」代表取締役&ソニー株式会社 正能 茉優さん
リスクとかメリットとか、そういうことはあまり考えるのが得意ではないタイプかもしれません」
自分の価値を最大化させるべく、会社員という道を選択
経営者として走り続けるという選択肢も十分にあった正能さんですが、大学卒業後には大手広告代理店へ正社員として入社することを決断します。その理由は何だったのでしょうか?
「私たち“ミレニアル世代”は、恋愛も仕事も趣味も家族も、全部70点でもいいから、人生全体として120点をとりたいと考える世代です。仕事で頑張って120点がとれたら、たとえ趣味をないがしろにしたとしても仕方ないと思えるバブル世代とはちょっと考え方が違います。だから、相対的に見て、仕事に費やす時間が少なくなりやすい。
でも私は、お金はそれなりに必要なタイプの人間です。紅茶を飲むならロイヤルミルクティーがいいし、ハンバーガーを食べるならアボガドもトッピングしたい。限られた時間の中でより多くのお金を稼ぐには、自分の1時間あたりの価値を最大化させる必要があると考えました」
正能さんは自分の1時間あたりの価値を最大化させるには、「ナンバーワン」か「オンリーワン」か「ファーストワン」の存在になる必要があると考えたそうです。