クロマニョン人の秘密に迫る!11月1日から国立科学博物館で「世界遺産 ラスコー展」が開催!
●「ラスコー展」の見どころ3つ
●実物大の洞窟壁画を精密に復元!
実物大で再現される壁画「井戸の場面」
現在、ラスコーの洞窟壁画は保護のため、研究者ですら入ることを許されていません。「ラスコー展」では、洞窟壁画の中でも傑作が並び特徴的な技法で描かれた「身廊」の壁画群、そして最も謎が深い「井戸の場面」の絵が再現されます。アーティストたちの手による地道な作業と、最先端の技術で精密に復元された迫力満点の壁画が登場します。2万年の時を経て国立科学博物館に現れた、ラスコーの洞窟壁画を間近で眺めてみましょう。
●道具や作品から「芸術のはじまり」を感じよう
《ランプ》ラスコー洞窟遺跡(フランス)出土、約 2 万年前、赤色砂岩製
フランス国立考古学博物館(サン=ジェルマン=アン=レー)所蔵[フランス国立先史博物館(レゼジー)寄託]
人類の進化の過程で、「旧人」といわれるネアンデルタール人などの時代には、文化や芸術の要素が見つかっていません。それが「新人」のクロマニョン人の登場で大きく変わります。クロマニョン人は洞窟壁画のほか、彫刻作品や日常の道具、画材まで残しました。フランスにある2つの国立博物館が「ラスコー展」