ロシア秘蔵の美術品が来日!六本木で「大エルミタージュ美術館展」開催
が取得し、美術館の基礎となったコレクションから、歴代皇帝が国家の威信をかけて収集した美術品、個人蒐集家のコレクションまで、エルミタージュ美術館の所蔵品はおよそ310万点。そのうち絵画作品だけでも1万7千点に及びます。
ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール《盗まれた接吻》 1780年代末
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18
エカテリーナ2世は、親しい人々にこれらの美術品を見せる場所を作り、そこを“エルミタージュ(フランス語で「隠れ家」の意)”と呼びました。
名画の裏に秘めた想いとは…見どころをご紹介
ルカス・クラーナハ 《林檎の木の下の聖母子》 1530年頃
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18
エカテリーナ2世が34年の治世の間に収集した絵画作品は、約2,500点ともいわれています。彼女は、強大な財力と絵画への深い理解に加え、フランスの啓蒙思想家ヴォルテールや、美術評論家など、国内外の目利きの助言を参考に精力的に収集を続けました。
ポンペオ・ジローラモ・バトーニ 《聖家族》 1777年
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18
本展には、エカテリーナ2世の最初のコレクションに含まれていたフランス・ハルスの《手袋を持つ男の肖像》、息子パーヴェル1世(在位1796-1801)