くらし情報『「アルチンボルト展」国立西洋美術館で開催中!謎の絵画の全貌を一挙レポート』

2017年6月21日 07:00

「アルチンボルト展」国立西洋美術館で開催中!謎の絵画の全貌を一挙レポート

Ⅳ 自然の奇跡

「アルチンボルト展」国立西洋美術館で開催中!謎の絵画の全貌を一挙レポート

レオナルド・ダ・ヴィンチ「鼻のつぶれた禿頭の太った男の横顔」・ウィンザー城、イギリス王室コレクション

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これは、1547年のパリに一人連れてこられたカナリア諸島出身の少年、ペドロ・ゴンザレスの絵です。この少年は、胸や背中、さらには顔までもびっしりと長い毛が生えていました。現代では遺伝性の多毛症として知られていますが、当時は研究もされていなかったため、このあまりにも珍しい少年を好奇な存在として崇めました。
アルチンボルトは寄せ絵の画家として「絵画の驚異」を生み出しましたが、多毛のペドロは事前が生み出した「生きる驚異」として受け止められていたことから、「驚異」という親和性のもとアルチンボルト展に展示されることになりました。


Ⅴ 寄せ絵

「アルチンボルト展」国立西洋美術館で開催中!謎の絵画の全貌を一挙レポート

レオナルド・ダ・ヴィンチ「鼻のつぶれた禿頭の太った男の横顔」・ウィンザー城、イギリス王室コレクション

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アルチンボルトと同じ時代に、彼と同じような「寄せ絵」の手法を使った絵画がインドやイスラム、さらには江戸時代の日本でも見られるようになりました。ここでは、アルチンボルト以外の作家が描いた「寄せ絵」を見ることができます。

Ⅵ 職業絵とカリカチュアの誕生


「アルチンボルト展」国立西洋美術館で開催中!謎の絵画の全貌を一挙レポート


アルチンボルトは、植物や野菜、動物だけでなく、本や樽などそれぞれの職業に関連したモティーフが組み込まれた、職人の肖像画も描いています。

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