くらし情報『油の種類で働きが違う!脂質の豆知識』

油の種類で働きが違う!脂質の豆知識

は減らさずに、悪玉コレステロール(LDL)だけを減らしてくれるという役割があります。

多価不飽和脂肪酸
魚の油(とくに青魚)・紅花油・大豆油・ゴマ油・亜麻仁油に含まれています。
多価不飽和脂肪酸の中でも紅花油やごま油・くるみに含まれる「リノール酸」と、レバーや卵白に含まれる「アラキドン酸」、シソ油・エゴマ油・亜麻仁油に含まれる「α-リノレン酸」は、カラダの中で作ることができないので、食事から摂る必要がある油として「必須脂肪酸」と言われています。

そして今注目されているのが、魚のEPA・DHAと同じ仲間の「α-リノレン酸」。 「α-リノレン酸」が多く含まれるしそ油やエゴマ油・亜麻仁油にはアレルギー疾患を予防し、脂肪燃焼回路を活性化する効果があると言われています。これらは、酸化されやすいため加熱料理には向いていないので、ドレッシングにしてサラダにかけたりと上手に利用するといいですね。

一つの脂質に偏ることなく摂取するためには、以下のことがポイントです。

                • お肉がメインの食事は控えめにする
                • 料理にはオリーブ油や紅花油・大豆油を使う
                • サラダにはマヨネーズは避け、オリーブ油・亜麻仁油などでドレッシングを作って食べる
                • 一日に一食は魚料理を取り入れる
ダイエット中でも必要な油をきちんと選んで摂るようにしましょう!

【執筆者】衞藤敬子/管理栄養士
コントラクトフードサービス大手(株)

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