血液中のリン濃度が上昇すると、骨から血液中にカルシウムが放出され骨のカルシウム量が減少します。
近年、日本人はカルシウム不足でありながら、リンを摂りすぎる傾向があるため、注意が必要です。
4.適度な運動を取り入れる
運動によって骨の血流がよくなり、骨を作る細胞の働きが活発になります。
また、骨に刺激が加わると、微量の電流が骨に伝わって、骨の強度が増すとされています。
特に、体重がかかるウォーキング・ジョギングのような運動や、ダンベルなどを使った筋力トレーニングが効果的と考えられています。階段の上り下りなど、カラダを動かす習慣をつけるのも有効です。
骨量が減りやすい体質など、避けられないリスクもありますが、生活習慣の改善が骨粗鬆症の予防につながります。将来の自分のために、できることから対策を始めてみましょう。
【参考】
(※1)骨粗鬆症財団骨粗鬆症についてどんな症状がでるの?
〈http://www.jpof.or.jp/about/sympson/〉(最終閲覧日 2016/12/19)
(※2) 骨粗鬆症財団日光浴はどのくらい必要?
〈http://www.jpof.or.jp/prevention/sunbathing/〉(最終閲覧日 2016/12/19)