「生きている意味ある?」子なし夫婦を選択した私たち。義母はそれを許してくれず…
と言ってきたのです。
すると、偶然そこに居合わせて話を聞いてしまった夫が「いや、なにそれ。いつもそんなふうに言っているの? 次にそんなことを妻に言ったら親子の縁を切るからな!」と激怒。義母は「ごめんなさい。悪気はなくて」と、焦ったように夫に謝りました。夫の反撃が効いたのか、それから義母が私に持論を押し付けてきたり、嫌味を言ってきたりすることはなくなりました。
義母からは、ずっと嫌味を言われ続けてきました。生き方そのものを否定するような発言をされたとき、夫が私の盾となって守ってくれたことが、本当にうれしかったです。
「夫婦は子どもをもつべき」と考える義母から非難されるたびに、私たちの考えは間違っているのだろうか、許されないのだろうか、と悩みました。
でも、子なし夫婦という選択は、夫と2人で考えて出した答えです。嫌味を言われて傷つくこともあったけれど、夫が私を守ってくれたこともあり、2人で出した答えなら決して間違いではないと、今では胸を張ってそう言えます。
著者/斎藤セイカ
作画/霜月いく
イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 霜月いく
マンガとイラストを描いてます。