25歳まで「彼氏いない歴=年齢」だったメルコパンダさんは、ボランティアサークルで後の夫となる年下大学生のとものりくんに出会いました。
彼は気がつかえてやさしくて、とってもいい後輩。メルコさんはそんな彼に惹かれていたのですが、彼が「彼女」について話しているのを聞き、すっかり「彼女持ち」と勘違い……。一方のとものりくんは、メルコさんに恋心を抱き始めていて、彼女と親しい男性に嫉妬を見せるほどで……。
私の心をもてあそばないで
彼氏がいたことがなかったメルコさんからしても、とものりくんからのアプローチはわかりやすいものだったと言います。中でもメルコさんがうれしかったのは「さん」呼びから突然「ちゃん」呼びになったこと。距離が縮まった気がしていたのですが「彼女がいるのにまさか」とメルコさんは自分に言い聞かせていて……。
そんなある日、サークルの買い物に出かけたメルコさん、メルコさんの幼なじみである音(おと)くん、とものりくんの3人。
買い出しを終え、とものりくんはメルコさんにアプローチをかけます。
「英語のスピーチをすることになった。付き添いとして一緒に来てくれませんか?」