「おそろしい子(母)…!」あたかも初耳のように言う母に不安は募るばかりで<母の認知症介護日記>
通院日のこの発言には、もはや驚かなくなってきました。
看護師さんと、注射が毎週だと初めて知ったような口ぶりで話す声が聞こえてきて……。
大事なことだとはわかっているようで、今日からの新ルールと言わんばかりに手帳に書き込んでいました。
あーちゃんは、これまでよりペースを落とし、年に一度の発表会には出ないという条件でダンスのレッスンを再開しました。しかし、病院の付き添いの際に「この前のレッスン、無断で休んじゃった」と言われてしまい、私は困惑してしまいます。なぜなら、先生からはちゃんとレッスンに来たという連絡をもらったから……。
どうやら、あーちゃんは手元のチケットが減っているかどうかで、レッスンの出欠確認をしている様子。でも、そもそも毎回そのチケットを持って行っている確証もありません。自己管理ができなくなってきて、もう習い事を続けるのは難しいのかもしれないと思い始めました。
そして、ずっと続けている毎週の注射も、「注射は毎週なんですか?」