「結婚式するからきてね♡」私から婚約者を奪って結婚した同僚女。彼女に突きつけられた現実とは…
を告げたのです。
実は、結婚式の話がきてから、彼の両親と連絡を取っていました。彼は地元では有名な大地主のひとり息子。由緒正しく厳しい家でもありました。だからこそ、彼と婚約すると決まったときから、彼の両親や親戚とは細かくコミュニケーションをとっており、「結婚したら苦労のないように」を心がけていたのです。そういったこともあり、自分で言うのもなんですが……彼の両親からは好かれていて、婚約破棄になった際も、彼の両親は彼以上に謝罪してくれ、真摯な対応をしてくれました。そして、婚約破棄後も私のことを気にかけてくれていたのです。
今回結婚式に出席するように求められていると彼の両親に伝えたら、「じゃあ、一番遠い親族席にどうぞ」と言ってくれました。
そのことを伝えると、彼女はうろたえはじめました。「は…? じゃああんたはノーダメージってこと? 悔しい思いなんてしてないってこと?」。
そうです。何も悔しい思いなどしていません。また、彼の両親が言うには、結婚が決まってから両家顔合わせなどはなく、いきなり「結婚式をする」と連絡が届いたのだとか。