くらし情報『「“いい服”は作りたくない」と言い放ち、服作りをする男。』

「“いい服”は作りたくない」と言い放ち、服作りをする男。

目次

・「12年間、大手アパレル企業にいて、ゴミばかり作っている気がした」
・「ライフ・スペック」とはなんぞや
・「情報」ではなく、「機能」が詰まった服
・人を「アクティベイト」させる洋服。
・「“いい服”を作りたくない」の真意
(Photo by Reo Takahashi)

(Photo by Reo Takahashi)

「“いい服”は作りたくないんだよね」 
服を作っている人の口からそんな言葉が飛び出してくるなんて、誰が想像するだろうか。しかし、彼のこの「意味深な言葉」には「洋服に対するパッション」が集約されているのだった。 
生活にちょうどいい機能、通称「ライフ・スペック」。そう彼が呼ぶコンセプトをもとに、株式会社オールユアーズ(以下「ALL YOURS」という。)を昨年立ち上げた木村 昌史氏。


(Photo by Reo Takahashi)

(Photo by Reo Takahashi)

「ライフ・スペックの伝道師」という変わった肩書きの彼に、同社コンセプト「ライフ・スペック」の真髄を伝授してもらった。

「12年間、大手アパレル企業にいて、ゴミばかり作っている気がした」

(Photo by Reo Takahashi)

(Photo by Reo Takahashi)

大手アパレル企業に12年間就職していた木村氏。彼がアパレル業界に対して気づいたこと。それは「消費者目線で洋服が作られていないこと」だった。 
「あまりにもトップダウンなアパレル業界のサイクルに『嘘っぽさ』を感じた。

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